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2007年8月23日 (木)

表現の自由

 昨日の鬼パンの大盛況!に超ビックリの真っ最中です。みんな踊れるんだ~。

 不肖SATO、鬼パンは踊れませんが(笑)、日本とNZで、自他共に認める『エセ日本語教師』。偉そうにセンセづらを晒し、日本語を教えてきています。
ちなみに、モノホンの日本語教師の方々でさえ、余裕のある生活は出来ないこの世界。ましてやエセのアタクシなんぞ、腹の足しどころか、米粒にもなりゃしません(涙)。

でも好き。
常日頃から友人に物笑いにされるのですが、どっかの南の島で、日本語覚えて将来頑張りたい!っていう人達集めて、物々交換で教えてもいいくらい好き。(←本音)

ここまでくるとバカです、はい。

そんな私。
高校時代、好きだった科目は文系の癖に地学。特に星の話とか化石の話とか出てくるとワクワク・・・。先生はかなりマイペース、且つ猿人顔(笑)のヒトで、そんなホモサピ先生の、ボソボソと子守唄にしか聞こえない囁き声の授業の中、1人だけ居眠りもせずに(笑)授業を受けてた偉いヤツでした。・・・ま、先生も自分の授業が退屈なの知ってるから、わざわざ生徒を起こしもしなかったし。ってかダメじゃん、センセ。

得意、と言えばどあつかましい!と殴られそうなのが国語。
古典・漢文が好きだった、という変わり者(←既に忘却の彼方・・・聞かないでくれ)

部活の顧問でもあった(これまた眠い)先生が、中国語を専門としていて、またみんなが寝てる中(笑)、熱く語られる黄河や揚子江の話を聞きながら、
「絶対中国語を話せるようになってやる。中国に行って、黄河が本当に黄色いかをみてやるんだ。」 (←単純)
と、固く心に誓っていました・・・。

で、結果。中国にも行かず。
おまけに何故か苦手ではなかったけど好きでもなかった英語を日常とし、ましてや英語圏と結婚なぞしてNZに住むことになってる自分・・・。

人の人生ってばどこで何が起きるか分かりません。┐( ̄ヘ ̄)┌

日本の国語のテスト。

思い出すのは、
「この文章を読んで、作者の考えに一番近い、と思われるものを次の中から選びなさい。」
とか、

「次の(  )に当てはまるものを、それぞれ埋めなさい。」
とか、

「次の1~4の中で、間違っているものを選びなさい。」
などという、ちーとも詰まんないテストばっかり。

自信満々書いた意見を×にされ、
「先生。これってこう言うことじゃないんですか?どーして×なんですか、これ?」
と、詰め寄ったら、
「だってガイドにはそう書いてないからダメなんだよ!」
と言われた経験あり。

・・・あの先生は今頃どうしてるんだろう。大物にはなってないだろな。


本を読む、文章を読む、ってことは、人それぞれの感じ方があり、人それぞれの捕らえ方がある。
決してガイド本に沿った画一した感想は持てないはず。でも、答えが1つでその他を間違い、とする日本の国語ってのはどうなんだろう・・・と昔から疑問には思ってた。教科書が時代と共に変わったとしても、根本が変わらない限り、国語離れとか表現力不足は進むんじゃないかな・・・?

なんて、先日の、
「言語力を育成すべき!」(読売HP、8月17日付)
などという(下らない)ニュースを見ながらド素人の癖に思ってみたりする。


 これはとある日の我が家。

ウチの旦那はご存知、NZの高校教師。

普段は仕事を一切持ち込まないのだけど、ごく稀に家で添削をすることがある。
この日も、珍しく仕事を持って帰ってきた。テストの添削だそうだ。

テストの内容は、『シェイクスピア ロミオとジュリエット』についての感想。

「ごめんよ。仕事広げさせてね。」
と、床にばら撒いたのが、これ。

033 貼り絵?
「上手に文章が書けないコだってそれぞれの感想は持ってるんだ。だから、それぞれの印象を絵にして、そこに一番印象に残ったセリフを書き入れる。それが今回の課題。」

036 こんなのとか、

035 こんなのとか、


034 こんなのとか、

038 こんなのとか、

037 こんなのとか、

全て生徒の手作り。

文章の読解力と、個々の表現力の課題だそう。

文章力は、
「別にエッセイの機会を与えるよ。こうやって形を変えると、例え出来が悪くても、本の内容が理解できてて文章が書けないだけのコと、どれだけ成績は良くてエッセイは書けても、内面的な表現力が乏しいコってのはこれで一目瞭然だろ?」
だそうだ。

・・・アタシ、後者かも?\(;゜∇゜)/
ごくごく日本的な教育を受け、且つゲージツに疎い私・・・。絶対無理だ!

このテストを見ていても、書くことが苦手なコでも、すばらしいモノの捉え方をしていたり、ダイナミックで芸術的な表現ができていたり。逆に文章は得意なコでも作品としては陳腐だったり、時間内に終えられなかったり。


殆どの科目で決まった教科書を持たないNZ。

表現の自由。
表現は自由。

読み書きはできるけど話せない・・・という日本。
読み書きはできないけど、話せば通じる、という海外の教育。

こういうところにも違いが出てくるんだろな。

NZの意外な奥の深さと、日本の教育を画一性について悩んだ日でした。

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・・・あれ?オチ探しました?(笑) 今日は無かったですね~、すみません。

じゃ、おまけはこちら。
Photo 必死の形相!
ピカソには、旦那から逃げ惑うハナの気持ちは分かりません・・・あ、私にも分かりません(笑)。

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コメント

すごいなあ(感心)
日本の学校ではまずありえないですよね
でも…こういうの自分はきっと苦手です(^^;

投稿: mike | 2007年8月24日 (金) 03時40分

うちの子(長男)、SATOさんちのご主人の
生徒にしてくれないかしら・・。

表現力、という意味では男の子は、女の子より
劣ると思うし、さらにその中でも息子は
ボキャブラリーも多くない方。

話す方はそうでもないけど、それを文章にするのは
大変だから、いつも先生に、クレームつけられちゃう彼。

日本より、欧米の方がそういうことに関しての理解度は
深いと思っていたけど、パブリックだからか、けっこう
型にはまったことを言われ、苦労しているのねー。
ここでもそうなんだから、日本に帰ったらどーなっちゃうのかしら!?

もの、すてられないけど、時々日本語間違うけど
いい先生じゃん、だんなちゃん!
ねぇ、NZに留学させてぇ~~(こびこび)

投稿: rikushi | 2007年8月24日 (金) 08時35分

評価基準を明確にしないと公平性に欠ける(と親からも言われる)から、選択問題や正誤問題が増えちゃうのでしょうか。でも、感じ方に関する選択問題って確かに変ですね。

むかし、高校で一番大切なのは大学に合格させることだと断言されたことありましたわー。そりゃね、進学率は学校にとっても必要だろうけどさ、とがっかりした覚えが。

日本では受験に不要なことは排除される傾向が強すぎなのかなー。

投稿: いちごかんづめ | 2007年8月24日 (金) 13時13分

>読み書きはできるけど話せない・・・という日本。
読み書きはできないけど、話せば通じる、という海外の教育。

何だか感動!理由はうまく書けないけど_| ̄|○

うちのテトーもダンナが帰ってくると毎晩、逃げてます。
毎日帰ってきているおっちゃんって気づくまでに
10分ほどかかります・・・

投稿: yamami | 2007年8月24日 (金) 13時29分

ハナちゃんの気持ちをうちのココならわかると思います。
私にべったり甘えている時に息子の足音でもしようもんなら即逃げる態勢で構えますから。
言葉での表現が苦手で受験も小論のない学校を選んでいた息子。
SATOさんの授業の「いっぽん、にほん、さんぼん」の数え方の本の読みの違いの話を「おぉ!ホンマや~」と初めて知ったようにゆーてました。
こいつはヌージーの小学校くらいにいけばいいかも。はたちだけど。

投稿: 私もコアラ | 2007年8月24日 (金) 14時34分

ご主人かっこえぇ。ちゃんとセンセやってる~(失礼な)。
でもこのクラスにいたら間違いなく私は落ちこぼれ。絵は無理です。

国語のテストの“作者の考え”を問う問題。
おかしい、というかそんなの作者にしかわかんねーじゃん、と思います。

投稿: こたつ猫 | 2007年8月24日 (金) 19時26分

国語のテストの「作者の考え」を問う問題!!
中学のときは「ガイドに書いてあるから」と言われましたが、
高校時代は、先生によって答えがまちまちで、
当時はガリ版刷りのテスト用紙だったので、
どの先生が問題を作ったかがわかったので、
その先生のクラスのノートを借りて、
その先生の答えを書くと「○」(^^;)
私も「作者以外わかんないじゃん!!」
と、すねてました~~。

投稿: sop | 2007年8月24日 (金) 20時09分

すばらしい!
なんてすばらしい教育なんでしょう。
これこそ、教育。
丸覚えじゃなく、理解すること、自分の中で解読すること、
大事だと思います。

自分の言葉で、きちんと伝えられないヤツ、
多いですもん。
なーんも考えてないなっ!と思うこと、しばし。

でも、作文はキライだったなあ。
高校の時、作文用紙の裏にせんせの似顔絵書いておいたら、
花丸もらいました。高校生やっちゅーに。

投稿: SHIMACO | 2007年8月24日 (金) 23時50分

いつもコメント遅くてすみません~。
UPする時間が不規則で、
「コメ返しはもう少し後にしようかな~・・・。」
と思ってると、遅れがちです・・・。毎日読んでますから。(~_~;)

>mikeさま、
>日本の学校ではまずありえないですよね
絶対ありえないですよね。
つーか、教科書ないNZもありえないんですけど。(笑)
>でも…こういうの自分はきっと苦手です(^^;
私も絶対苦手組。ゲージツの脳は前にも増して退化したようです。

>rikushiさま、
>うちの子(長男)、SATOさんちのご主人の
>生徒にしてくれないかしら・・。
あら。いいんですか、こんなので?!

>日本より、欧米の方がそういうことに関しての理解度は
>深いと思っていたけど、パブリックだからか、けっこう
>型にはまったことを言われ、苦労しているのねー。
NZの公立高校の、どっちかっちゃーいいとこの学校でこれざます。
私立はもっと厳しいのかしら?
やっぱりアメリカも日本もほら、学歴社会だからね~。
NZも、ややそうなりつつとは言え、まだまだひよっこ。

>ねぇ、NZに留学させてぇ~~(こびこび)
あら、そんなの簡単よ~。
次のご主人の赴任先をNZにしてもらうってのは?よさげ?(笑)

>いちごかんづめさま、
>評価基準を明確にしないと公平性に欠ける(と親からも言われる)>から、選択問題や正誤問題が増えちゃうのでしょうか。でも、感じ>方に関する選択問題って確かに変ですね。
そーなんですよね~。
それも(昔の)作者の気持ちなんてのは、今思えば時代背景も理解できないワカゾーに分かるはずがないんですよね。
・・・そんな無理くりの背景が、感想文を苦手なコを増やすのかも。

>むかし、高校で一番大切なのは大学に合格させることだと断言され>たことありましたわー。
そりゃまたセンセったら、実も蓋もない直球を…。
ま、それでお給料も出ますしね・・・。

でもきっと以前よりも今の方がもっとおかしいみたいですね、ニュースを見る限り、日本は。

>yamamiさま、
>>読み書きはできるけど話せない・・・という日本。
>>読み書きはできないけど、話せば通じる、という海外の教育。
>何だか感動!理由はうまく書けないけど_| ̄|○
えぇ~?!感動などとまたこりゃありがとーございます。
要は、話せる、話せないは、気合の入れ方ってことです。(違)

>うちのテトーもダンナが帰ってくると毎晩、逃げてます。
>毎日帰ってきているおっちゃんって気づくまでに
>10分ほどかかります・・・
まだいいですよ、テトーちゃん。お父さんの面子アリ。
ハナは、入ってくる前から『気付いているので』逃げます。(笑)

>私もコアラさま、
>ハナちゃんの気持ちをうちのココならわかると思います。
>私にべったり甘えている時に息子の足音でもしようもんなら即逃げ>る態勢で構えますから。
ネコは(Futa-barさんちのご主人除いた)オトコのヒトと、子供を嫌いますよね~。きっと生活音がウルサイからかな?
・・・まさか臭いとか?(笑)

>SATOさんの授業の「いっぽん、にほん、さんぼん」の数え方の>本の読みの違いの話を「おぉ!ホンマや~」と初めて知ったように>ゆーてました。
>こいつはヌージーの小学校くらいにいけばいいかも。はたちだけ
>ど。
(* ̄m ̄)プッ!あかんやん!!
私の友人にも、
「いまなんふ~ん?」
と聞くのがいますが、何度言っても直りませんでした。
なんふ~ん・・・それはそれは力が抜けます。(笑)

>こたつ猫さま、
>ご主人かっこえぇ。ちゃんとセンセやってる~(失礼な)。
でも、授業の様子を見てない私は、いくら課題の添削を持ってこようが、授業の話をしようが、コイツが先生、とは信じてません。笑

>国語のテストの“作者の考え”を問う問題。
>おかしい、というかそんなの作者にしかわかんねーじゃん、と思い>ます。
よかったわ~、奥さん。分かんないな・か・ま!うふ♡(←おい)

>sopさま、
>高校時代は、先生によって答えがまちまちで、
>当時はガリ版刷りのテスト用紙だったので、
>どの先生が問題を作ったかがわかったので、
>その先生のクラスのノートを借りて、
>その先生の答えを書くと「○」(^^;)
すごい!sopさん、知能派!!
私も同じことを化学のテストでやった覚えがあります。
1人、副教材の問題集丸写しのテストしか作れないバカ教師がいたので問題集の答え丸暗記。
それでも間違える要領の悪いっつーかバカ生徒はいました。笑

>SHIMACOさま、
>すばらしい!
>丸覚えじゃなく、理解すること、自分の中で解読すること、
>大事だと思います。
感想にはあたりもはずれもないですよね~。
そんな日本。夏休みの宿題の定番『感想文』が大嫌いでした。
・・・だって、感想に点つけられるんですもん。

>高校の時、作文用紙の裏にせんせの似顔絵書いておいたら、
>花丸もらいました。高校生やっちゅーに。
花丸っ。いいなぁ~。
書道以外のゲージツには全く縁がなかったので、
私も似顔絵で花丸貰いたかったな~。(違)

投稿: SATO | 2007年8月27日 (月) 22時05分

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