たまやぁ~っ!
我が家からビーチまで徒歩5分強。夏休みになれば旦那は毎日ビーチに住んでる(笑)くらい、の嬉しい環境。遠浅だから、お子ちゃまにもカナヅチにも優しいビーチ(←ちなみにカナヅチは私)。 そう、これ。
夏、ビーチ、海水浴と言えば『海辺で花火をしました』、もしくは『花火大会を見に行きました』は、夏休みの宿題、特に絵日記のマストアイテム(笑)。
でもね、NZではまずありえないのです。
打ち上げの花火大会は、年に数回、日本より格段に小規模(←小規模すぎて詰まんない)なのがあるものの、庶民用?の花火は、毎年10月末から11月5日までしか売ってない・・・。販売をしていいのが、この花火週間だけ。それ以外の一年間、一切花火は買えませんっ。残った花火をあげてるヤツは稀にいるけどね。
11月5日。
私、日本では聞いたこともなかった日、ガイ・フォークスデイ(GUY FAWKES' DAY)。イギリスでの習慣が、ここNZでも毎年繰り広げられてる。
ひと言で言えば、1605年、プロテスタント政権に不満を持ったローマカトリック教徒のガイ・フォークスとその一味のテロが未遂に終わったこの事件を、町をあげて焚き火や花火でお祝いしたことが始まりらしい。・・・簡略過ぎかしら?
※一部加筆、訂正しました。これで多少は分かりやすくなったでしょうか・・・?
これは北アイルランドを除くイギリス各地を始め、英国圏の南ア、NZ、カナダ、USの一部地域のイベントだそう。(←オーストラリアは廃れた、って聞いたけどホントですか?英国圏だし、隣りの国なのに)
400年前、国会議事堂の地下に30バレルの火薬を用意し、国王も議事堂も吹っ飛ばしちまえ!っていう計画だったそうだから、おっかない。このガイ・フォークスという男、とっとと捕まり、最期は処刑されたのだけど、その処刑方法『四つ裂き』ってのもおっかない・・・。おお怖っ(ーー;)。
南ア出身の旦那も子供の頃は、慣習に従い、藁やボロ布で作ったGUY人形を、市中引き回しの道すがら、
「GUYに1ペニー恵んでくれろ!」 ←くれろ?
と叫んでたらしい。その小銭は、コドモの花火賃に代わり、で、そのGUY人形はどうなるかというと・・・。罪人ガイ・フォークスの処刑同様、最終的には焚き火にくべられる運命。子供たちも処刑の真似事をするのね、ってかそんな文化なのか・・・(←ま、コドモは人形を四つ裂きにはしないけど・・・。え?ってことはオトナの方が残酷・・・)。
※ところで、『タフガイ』や『ナイスガイ』のGUY、という言葉。このガイ・フォークスから来た、と言われてるそう(←真偽は不明。語源なんて往々にしてそんなもの・・・)。『このガイ野郎が!』などと罵っていたのが、今ではいいイメージになっちゃってるってことですか。日本語の『貴様』は、いい意味から罵り語になったので、逆の例ですかね。
400年も前のクーデターの失敗をお祝いし続ける英国圏の国々。
NZでは、この頃1週間だけはシモジモ(笑)にも花火が解禁。ただし、年々その1週間のはじけ方がエスカレートして、毎年大問題になってるのが、
「EXCUSE MY FRENCH」、
バカ野郎どもの暴れっぷり。
花火は娯楽、そしてゲイジツとして、大小さまざまの綺麗な花火を身近に育った日本人としては、まず考えられないことなのだけど、NZのバカモノ若者は、この時期の深夜のロケット花火なんてのは、ちょー迷惑だけどチャメシゴト。ロケット花火はどうやら水平に撃つことに喜びを見出した一部のアホどもが、ヨソさまの玄関先やスーパーマーケットに向けて打ったり、動物や鳥に向けて放ったり、と暴れん坊と化すのがこの時期。そして毎年6日の新聞を賑わせる・・・ってか、大人になれよっ!
当然、苦情や喧嘩、火事も絶えず。結局毎年「今年の行い次第で来年は自粛」というニュースが入ってくるけどまたやってるんだもん、キリはないわね・・・。
どうせちゃっちー花火しか売ってないのに、そんなにはじけることもないのでは?って思っちゃう。1週間に限っちゃうから、アホどものアホたる所以、とことん爆発しちゃうのかしら?普段からフツーに使用がおっけならそこまで行かないのでは?とも思うのだけど・・・。あ、でもKIWIのおバカたれ達のことだからなぁ・・・(汗)。
とにかくウチの前の幹線道路は、消防署が近いのもあり、慌しい一週間。
早く終わってくださいな、もうっ!迷惑っ!!
そんな花火の音に、我が家で一番迷惑を蒙ってるのは・・・。シーツ。(違っ)
これ、めくってみたい?じゃ、ペロッっと・・・。初花火にビクビク
1歳のこいつにとっては初体験。
実は掃除機も嫌いな弱虫・・・ぷぷっ、いつもデカイ面してるのにね~。
でも、うすっぺらいシーツに潜ったところで大差なくないか?
ハナちゃん。花火の日、もうすぐ終わりだからね~っ。 ←いつも訪問・クリックありがとうございます。毎日励みになってます。
日本では3連休、今日が最終日ですね。行楽シーズン、どっかへお出かけした人クリック。今日も仕事でんがな!って方はクリック。家でゴロゴロ、ネット三昧の人はWクリック・・・。
・・・日本の夏、キン○ョーの夏(←え?)。ああ、日本の花火大会が恋しいわ~。
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コメント
犬も猫も受難の週末でしたね。今日は昨日に比べて音が少ないのは、みんな明日仕事だからでしょうか、それとも花火がなくなっちゃったんでしょうかね(笑)。
ガイ・フォークスさんが処刑された方法「火あぶり」とうちのドラが適当なことを言ってたのでブログにそう書いちゃいました(^^;)。そうですか、四つ裂き・・・いずれにしても恐ろしいですね(ブレーブハートの世界だぁ)。
投稿: ひつじ | 2006年11月 5日 (日) 19時33分
guyってそんな起源なのですか?勉強になりました。そういう説もあるってことで、そう覚えておきます。
それにしても、同じ島国でも日本とは大違いですね。こちらでは、敗者を神にしたり、判官びいきしたりするのに。何百年たっても処刑を祝うなどやはり、狩猟民族だからでしょうか?
ところで「『テロ未遂事件』を、町をあげて焚き火や花火でお祝いした」というのは、「『テロ未遂事件』に終った事を、町をあげて焚き火や花火でお祝いした」と、理解していいんですよね。
投稿: トマ | 2006年11月 5日 (日) 20時19分
日本の花火大会はプロの方が上げるんですもんね~(*^^*)
うちの連中は誰も花火を怖がらないのですが、
犬猫飼いの友人には、これでも不評です(^^;)
さしずめ、最近の日本の自治体の成人式って感じでしょうか?
毎年どこかの市長さんや知事さんが怒ってます(^^;)
最近の若人は、加減って物を知りません。。。
↑あ~~アゴ割れメル・ギブソン様の映画が・・・(悶絶)
四つ裂きにされちゃうんですがね(T▽T;)
投稿: sop | 2006年11月 5日 (日) 20時47分
我が家のワンコもロケット花火1本で30分間
振るえ止まらず。の特技(?)を持ってます。
でも猫でも花火怖がるなんて。。。。
昨今の夏、日本では『花火族』?なる若者が夜中まで
花火をして近隣の大ヒンシュクをかっているそうな。。
いっそうの事、日本も1週間限定にするほうが
良いのかもって思っちゃいました。
投稿: ひさみん | 2006年11月 6日 (月) 00時33分
昔、英語のテキストでガイ・フォークスの話を読まされました(遠~い目)。
彼に見立てたカカシを燃やす日、って事だけ覚えてました。
四つ裂きというより五つ裂きですな(思わず真剣に読んでしまった)。
花火というのは、ドカンと鳴って花が咲くから花火でしょ。
音だけじゃね。日本人は納得できなくてよ。
しかし無敵と思われたハナちゃんにも怖いものがあったんですね。
ピカちゃんは平気なのかしら?もしかして鈍k・・・?
そういえば子供の頃、雷が鳴ると座布団被って固まってました。
今でも怖くて、メガネとピアスはずして耳塞ぎますが(^^;
投稿: こたつ猫 | 2006年11月 6日 (月) 02時23分
ハナ嬢にも弱点があったのですね。
薄っぺらいシーツにもぐっちゃうなんて、かわいすぎー。
そういう時、猫と一緒にシーツの下で丸くなってたい気分になりません?
うちのぐうたら猫は意外にも平気でした。というか、眠いのになんかうるせーなあ、って迷惑顔だったかな。
今年は庭先に花火を投げ込まれることもなく終了。ほっ。
花火禁止令の話が出てるそうですが、いっそショボい花火はナシにして、ちゃんとした花火大会をしてほしいところです。
投稿: えみ | 2006年11月 6日 (月) 09時59分
ハナちゃん、かわいい~!
うちのふーたはヘタレのくせに、
なぜか花火は平気なんですよ・・・
わけのわからんヤツです(笑)
投稿: ふーたまま | 2006年11月 6日 (月) 12時20分
よくは知らないけど、少なくとも友人Kiwiは花火とか好きでした。PLの花火大会はかなりビックリしたそうですよ。
まあ、kiwiに限らず騒がしい場所に「火」ってつき物のような気がしませんかしら?奥様??
暴動・過激なパフォーマンスなどなど・・・。
祝い事に爆竹バンバン!!ってのもあるし、「火」見たら興奮するんでしょうかね?!
ハナちゃん♪ いい表情ですね~。
怖がっててとっても可哀想なんだけど、ゴメンなさい。
思いっきり笑ってしまいました(な、なんなのよ・・・ってコメントに)爆!!
投稿: take | 2006年11月 6日 (月) 15時22分
物騒な祭りでんなあ。
日本だと、祟りを恐れてみんな祭っちゃうから、こういう血なまぐさい感じのお祭りって、記憶にありませんね。(^^;
花火、
ハナちゃん、日本に居たら卒倒するかもね、レベルが違うものねえ。
浦安には少なくとも住めないわね、毎日花火だし。
投稿: hiyochan | 2006年11月 6日 (月) 17時03分
祟りを恐れてみんな ×祭っちゃう から
○祀る だわね。失礼しました。
投稿: hiyochan | 2006年11月 6日 (月) 17時08分
ハナちゃん怯えきった顔してますねぇ。
「シャーッ!!!!」のハナちゃんだけじゃないのね。
そりゃ 考えてみれば一歳のティーンズだったんだもの当たり前。
良い良い、カワユイではないですか。
『四つ裂き』を誘われるままにクリックしてしまった私。
英連邦諸国のガイ・フォークスデイの花火なんか、すっ飛びましたわよ。
ノホホンと暮らしているオバハンには、理解できない世界・・・。
と、言いながら
-シンデレラの継母は、真っ赤に焼けた鉄の靴を履かされて、死ぬまで踊らされたんじゃなかったかしら?-
-石川五右衛門は三条河原で釜茹でになった時、熱さの余り我が子を足の下に敷きこんだんじゃなかったかしら?-
・・・・アラ、いえ、いえ、アラ、ホホホ・・
存じません。
なあんにも存じません。
投稿: Futa-bar | 2006年11月 6日 (月) 21時45分
>ひつじさま、
KIWI、週末以外は夜寝るのが早いようで、日曜の我が家、10時過ぎはぱったり花火が止んでくれました。それまではすごかったですっ、全くっっ(怒)!
>ガイ・フォークスさんが処刑された方法「火あぶり」とうちのド
>ラが適当なことを言ってたのでブログにそう書いちゃいました
火あぶりも遠からず、だと思います。
正しくは、hanged, drawn and quarteredだそうです。
詳しくは四つ裂きリンクをクリック・・・マジ怖いです・・・。
ま、パンを盗んだだけでAUSに島流しの刑に処した国の極刑ですから、優しくはないでしょうが、19世紀まで続いてた、ってのが一番怖い・・・。
日本人は祟りが怖くてそこまではなかったでしょうね、首切り、釜茹ではあっても・・・ひゃ~、怖っ。
>トマさま、
>「『テロ未遂事件』を、町をあげて焚き火や花火でお祝いした」
>というのは、「『テロ未遂事件』に終った事を、町をあげて焚き
>火や花火でお祝いした」と、理解していいんですよね。
書き直してみました。分かりやすくなりましたでしょうか?
>こちらでは、敗者を神にしたり、判官びいきしたりするのに。
日本は祟りが背後にありますから、柿本人麻呂や菅原道真の時代から、殺しては祀りますよね。
>sopさま、
>日本の花火大会はプロの方が上げるんですもんね~(*^^*)
ヨソの花火も綺麗なものだと思ってました。年越しにオークランド名物スカイタワーから花火があるのですが、しょb(以下自粛)。
コンビニに売ってる花火でもいいから欲しいです。持ち込み禁止なんだろけどな~、飛行機で(笑)。
>最近の若人は、加減って物を知りません。。。
調子に乗りやすすぎですよね、誰も止めないから余計に・・・。
うちの連中は誰も花火を怖がらないのですが、
犬猫飼いの友人には、これでも不評です(^^;)
>ひさみんさま、
>我が家のワンコもロケット花火1本で30分間
>振るえ止まらず。の特技(?)を持ってます。
あら、お宅のもお嬢ちゃんもコワガリータなのですね。
>昨今の夏、日本では『花火族』?なる若者が夜中まで
>花火をして近隣の大ヒンシュクをかっているそうな。。
なんじゃそりゃ?!ガイ・フォークスはそこにも?
ってか、なんでも『~族』って名前が気に入らん!←そこかよ?
>こたつ猫さま、
>昔、英語のテキストでガイ・フォークスの話を読まされました
そんなんありました?New Horizonにはなかったです。
>彼に見立てたカカシを燃やす日、って事だけ覚えてました。
>四つ裂きというより五つ裂きですな(思わず真剣に読んでしまっ
>た)。
グロいですよね~。引きずり出すのよ、内臓。で、見せるんだって・・・げぇ~~っ。大体誰が考えるんでしょ、そんなの。え?
>ピカちゃんは平気なのかしら?もしかして鈍k・・・?
ピカソは鈍感というより、オバk・・・。あ、でもハナの方がもっとばk・・・。てか、おい、フォローしようよ、アタシ?
>えみさま、
>薄っぺらいシーツにもぐっちゃうなんて、かわいすぎー。
>そういう時、猫と一緒にシーツの下で丸くなってたい気分になり
ませんでした(笑)。よく構っては無視されてますけどね(笑)。
潜ると、ほらアタクシ、猫アレルギーざますから、カイカイが・・・
>今年は庭先に花火を投げ込まれることもなく終了。ほっ。
え”え”~~っっ!そんなことあったんですか、お宅?!
ウチの辺りはないみたいデス。あったら旦那の生徒だろな(笑)。
>ふーたままさま、
>うちのふーたはヘタレのくせに、
>なぜか花火は平気なんですよ・・・
え~~っ、そうなんですかぁ?なんか損した気分←なぜ(笑)?
ふーちゃん、お散歩も溝も怖いのに不思議ですねぇ・・・。
>takeさま、
>少なくとも友人Kiwiは花火とか好きでした。
>PLの花火大会はかなりビックリしたそうですよ。
そうでしょうとも。だってNZにはそんなデカイ花火大会ないもの。
人口少ないし、国ちっちゃいし・・・(笑)。
>怖がっててとっても可哀想なんだけど、ゴメンなさい。
>思いっきり笑ってしまいました(な、なんなのよ・・・ってコメ
>ントに)爆!!
ホントにビビリまくりの顔でそ?
ちなみに、お客さんが来ても、ピンポン鳴ってもあの顔・・・ぷっ。
>hiyochanさま、
>物騒な祭りでんなあ。
でそでそ。大体罪人の名前にするか、お祭りの日を・・・?
>ハナちゃん、日本に居たら卒倒するかもね、レベルが違うものね
>え。浦安には少なくとも住めないわね、毎日花火だし。
逆に毎日だと、『けっ、うざ』ってなってたりしてね・・・(笑)。
>Futa-barさま、
>ハナちゃん怯えきった顔してますねぇ。
ふんとに・・・もうアカデミー賞もの、って演技なのっ?(^_^;)
>『四つ裂き』を誘われるままにクリックしてしまった私。
>-シンデレラの継母は、真っ赤に焼けた鉄の靴を履かされて、死
>ぬまで踊らされたんじゃなかったかしら?-
>-石川五右衛門は三条河原で釜茹でになった時、熱さの余り我が
>子を足の下に敷きこんだんじゃなかったかしら?-
>・・・・アラ、いえ、いえ、アラ、ホホホ・・
あら、おほほっ。
もぉ~っ、Futa-barさんったらぁ~、さぁすが、見てきたヒトは違いますぅ~っ。え?そんなに長くない?
・・・あ、し・し・失礼しました。
さぁ~すが、亀の甲よりなんとやら。
・・・え?あら、また墓穴掘りました、アタシ? (^_^;)
投稿: SATO | 2006年11月 7日 (火) 00時17分
読んだのは大学生の時です。
中学の時はウチのがっこもNew Horizonでしたわ。
どっちにしてもとぉ~~~~~い昔(笑)。
投稿: こたつ猫 | 2006年11月 7日 (火) 21時04分