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2006年11月25日 (土)

鍵師@NZ編

 警察も、郵便屋さんも、イミグレも、はたまた領事館も、私の期待には適切且つ的確に応えてくれないNZ生活(苦笑)
消防車はどうかしら・・・と思うけど、有難いことに今のところ呼ぶ機会はなし。
ちなみに、NZでは警察も消防も111。イタズラのみならず、うっかり!でも、この番号を回してしまったら、べらぼうな罰金が科せられるそう。特に携帯のロックは忘れずに・・・(←以前、会社の携帯から知らないうちにやっちゃったらしく、上司にお目玉食らった過去のアタシ)

 でも、私が困った時に、疾風のように現れて、疾風のように去っていった、月光仮面やウルトラマン(どっちも古い)のような人がこのNZにもおりました・・・(有料だけどね、笑)

その名は、鍵師。こちらではLOCK SMITHと呼ばれます。

以前、鍵をぶっ刺したまま、ガレージシャッターをガラガラと開けt・・・。
あ”ぁ~~っ!と思ったときにはもう遅い。鍵先を残したまま、折れてました。

電話帳をめくり、何件か電話をしたけど、その日は運悪く祝日・・・。やっと捕まえた鍵師のおっちゃん、ライトバンでやってきた。

「ああ、これ?ハイハイ。ところで、合鍵はある?」
と、聞かれ、取りに行ってる間にチョチョイのチョイ、数秒の業。手元を見せない辺りがまた憎い。折れた分、も1つ鍵をすいすいと作ってくれて、完了。

弱きを助け、強気を挫く(←ちょっと違う)鍵師のおっさん。ドラマの渡辺謙氏のように、もちろんカッコ良くはなかったけど(当然)、あまりの手際のよさにすっかり惚れた。・・・え?

 さてこないだ。

私の車、中古で譲ってもらった時からたった1本しかない鍵。何をどうしたのか、気持ち曲がってしまってる。折れる前に作っておかねば。

これは鍵師のおっちゃんの出番!
あ、でもまだ壊れてない。なら、LOCK SMITHの店に行って作ってもらえばいいのだわ、街角のMisterナンチャラとかではなくて(←合鍵、使えず返品歴『何度も』あり)。

立ち寄った錠前屋、ガソリンスタンドの横。お店のおっちゃん、年は60過ぎかな。ベテランっぽい。

「マツダなら簡単さぁ。日本車のはモデルが多いからね。中にはもう折れちゃった鍵からでも作ったことあるんだから~。折れる前に来て、キミはラッキーだったね、ふふん♪」
物腰も優しいこのおっちゃん、自信満々。ああ、早めに来てよかった。

キーキーガーガー・・・。

予備も併せてあっという間に出来上がった2本の鍵。さっすがぁ~♡
「ありがとう!」
と、支払い済ませて、店の前の駐車場に戻る。

・・・ん?あら??この鍵、ちょっとスムーズじゃない。

「おっちゃん、なんか固いんだけど、鍵・・・。」

「そっか?じゃも一度削ってみるか・・・。あ~んどこれでバッチリ!ホレ。」
と、取り出だしたのは今や世界の機械油(笑)、日本の名品「5・56」。

で、ゴーゴーロクを貸してくれて、どれどれ・・・。

「おっちゃん。今度は全く回らないんだけど、鍵・・・。」

「え~~っ。んな訳ないやろ。じゃ、え~っと、あれをこ~して・・・。」
またガーガー。

「これでどや!!」

・・・え~っと。アタシ車に戻るの何度目? (~_~;)

「おっちゃん、こっちは何とか回るけど、こっちのがぜ~んぜん動かん。」

・・・・段々無言になってくおっちゃん。店変えようかと思ってる私。
おっちゃん、さっき日本車のは簡単さぁ~!ってゆーたやないの。

気まずい沈黙。ガーガーキーキー。

「よっしゃ。アンタの車どれや?オレが自分で確認せにゃ。」
「あれ。」 
駐車場のを指差す。数台分向こう。

「おっし。んなら行ってくるわ。アンタ店番な。」

って・・・えええぇぇ~~っ?!アタシ、店番するのぉ!!?


ただ無言で首をかしげながら出たり入ったりするおっちゃん。
訳も分からず、店番、電話番させられてるアタシ。

待つことしばし。おっちゃん、戻ってきた。

「よっしゃ。これでこの1本は完璧やな。あと1本だ。」

・・・おっちゃん、今までかかってたった1本なの? (T_T)

その後も私の店番と、意地になったおっちゃんの格闘は続き・・・。


「おっしゃ!これで完璧。」
と、2本の鍵が手渡されたのは、約2時間後。って、おい!!

・・・2時間もかかってたら謙さんの『鍵師』、続きは来週~、ってなるわよっ!

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え~っと・・・、鍵師がかっこいい話は忘れてください。今から『私のNZ当てにならんリスト』に移行決定(笑)。おっちゃんが出たり入ったりの間、数人、客は来たものの電話は鳴らず。ほぉ~・・・。ってか、見知らぬ客に店番させるか、おっさん?

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コメント

わぁぉ、私一番のコメントかすら(~o~)

サト様先日はコメント返しうれしゅうございました♪
まるで憧れのスターに出した、ファンレターの返事が返って来た様にドキドキ致しますた(^^)

我が家も、車のキーがぽっきりいった事あります
しかも、夜中に旦那に呼び出されて、合鍵届けた事あり

車のキーって、折れるんだ~って、あの時始めて知りましたよ~

しかし、サトさんの文章今日も読みながら、一人大爆笑でした(^^)

午後からの家事がはかどる事と思われます

って・・・昼寝だろ!

投稿: おとめ | 2006年11月25日 (土) 16時42分

いや~、やってくれますね、NZの方達。
日本より優れてる!って職業は有るのかしら??
合鍵ごときに2時間って・・・
我が家だと宅の主人がアロハに破れたジーンズで
“責任者でてこーい”ですね。
最近めっきり大人しくなった主人の本性を目覚めさす為に
NZに派遣させよかな。。。

投稿: ひさみん | 2006年11月25日 (土) 20時28分

あはは、笑いました!!
でもこれ、SATOさんがユーモラスに
書いてあるから笑えるんだけど、
実際のところ、
「いいかげんにしてよ~!!」状態ですよね。(笑)
どこまでもどこまでも、ずぼら・・・あわわ、
あらため、おおらかなNZなのですね☆(^^)

投稿: まき | 2006年11月26日 (日) 00時17分

ロックスミス!
私、アリゾナでお世話になりましてよ。
宿の部屋で、うっかり閉めてしまったトランクのカギを、35$かけて
ロック・スミスのお兄さんに開けて貰いましてよ~おほほっほ。(^o^;ゞ
NZにもあるのね。

胃はね、お蔭様で治りましてよ、数日前、酔った勢いで差し歯折ったけど...治ったわ。

投稿: hiyochan | 2006年11月26日 (日) 00時48分

錠前屋さんに就職?違いますね。
おっちゃん、そんなに時間掛けて何やっとんねん。
てか、車大丈夫でしたか?
調子悪くなったりしてません?
疑うわけじゃないけど、鍵が合わないから車を鍵に合わせたとか・・・。

投稿: こたつ猫@大阪行って来たどー | 2006年11月26日 (日) 03時19分

なんか鍵やさんは「Smith」さんなのかな?
日本でも、なんとかスミスって、結構見かけます。
でも大抵、靴直しと一緒になってる(^^;)
そこにいる職人さんの腕によって大分違いますよね~。

私はその昔、今で言うホームセンターのような、でも個人のお店で、
鍵を作ってくれるコーナーがあったんですが、
普段はそこのご主人が作ってくれるんですが、
その日はたまたま外出中で、大旦那さん(70歳超)が座ってらしたの。。
確か、家のガレージの鍵。。
作ってもらって、家に帰って、開けようとしてもささりもしない(T▽T;)
家からは徒歩15分のお店。。。日本でも昔はありました(^^;)

投稿: sop | 2006年11月26日 (日) 14時11分

>おとめさま、
>わぁぉ、私一番のコメントかすら(~o~)
はい、早朝出勤(笑)ありがとうございました。
>サト様先日はコメント返しうれしゅうございました♪
なんのこれしきのこと(違っ)!

>我が家も、車のキーがぽっきりいった事あります
あら、やっぱり折れるんですね・・・。
でもね、奥様、ウチのはもっと酷くってさ~。
中古で買った時からマスターキーがないの!ぷぷっ。
だからね・・・このたった1本のキー、助手席からは開かないの!

前の車は、運転席の鍵をこじ開けられてたから、助手席からしか開かない、100%、助手席のお客様、いや、レディーファースト仕様(笑)。

・・・こんなもんです、アタシのNZ生活ってば。

>午後からの家事がはかどる事と思われます

>って・・・昼寝だろ!
ふふっ、おとめさんの突っ込み、ポッ・・・。
え~っと、はじめは友達からお願いしまっす(笑)。

>ひさみんさま、
>日本より優れてる!って職業は有るのかしら??
多分ねぇ・・・。知ってるところでは羊飼いかな(笑)?
KIWIフルーツ栽培とか?ああ、農産国。

>我が家だと宅の主人がアロハに破れたジーンズで
>“責任者でてこーい”ですね。
>NZに派遣させよかな。。。
もう是非是非旦那っちさん待ってるわよ。
英語ですけどよろしくね~。

ウチの旦那は、交渉ベタでいかん・・・。

>まきさま、
>あはは、笑いました!!
もう、笑うしかないのよ、いや、マジで・・・(笑)。

>「いいかげんにしてよ~!!」状態ですよね。(笑)
>どこまでもどこまでも、ずぼら・・・あわわ、
>あらため、おおらかなNZなのですね☆(^^)
全く所用時間が読めないのよ、NZ。
だから時間に切羽詰った用事は作れないですね、ここ。

一番困るのは。。。これに慣れた頃に日本に戻ること。
グッタリ疲れちゃったりするのです・・・。
水は、低い方=楽な方に流れるものなのね~(笑)。

>hiyochanさま、
>ロックスミス!
カタカナで書いてあると、ロックンロールみたいね(笑)。

>宿の部屋で、うっかり閉めてしまったトランクのカギを、
>35$かけてロック・スミスのお兄さんに開けて貰いましてよ~
こちらではね、ロックスミスを呼ぶまでもなく、ホテルの店員?に頼んで、鍵ぶっ壊すのがハヤリ(ハヤリ?)よ~、おほほほ・・・。その後どうするのかしらね。。

>胃はね、お蔭様で治りましてよ、数日前、酔った勢いで差し歯折
>ったけど...治ったわ。
んま、酔っ払いっ(笑)。
私は、年を取ってからは家に着くまで意地でも!!醜態は晒さないのよ~。着いてからがそりゃもー大変だけど・・・(笑)。

>大阪はどないやってん@こたつ猫さま、
>錠前屋さんに就職?違いますね。
格好いいよな~、鍵師したいな~、と思ったんですけど、
今回のおっちゃんをみて、とっととやめました(笑)。

>てか、車大丈夫でしたか?
>疑うわけじゃないけど、鍵が合わないから車を鍵に合わせたと
>か・・・。
・・・はっっ!オヤジの作業はそっちだったのか?!
って、今頃気付いてたりして。遅っ!!

そっちの方が高技術?むむ、カッコいいじゃん・・・。

>sopさま、
>なんか鍵やさんは「Smith」さんなのかな?
smithさんの名前の由来は、『鍛冶屋』さんなのです。
・・・と気付いたのもさっきですけどね(恥)。

>でも大抵、靴直しと一緒になってる(^^;)
>そこにいる職人さんの腕によって大分違いますよね~。
はい、削ってナンボっていう人達なら山ほどいますよね。
それで、ナンボ使えん鍵があることか・・・。
今回は車で乗り付けて成功でした、家の鍵ではそうはいかん(笑)。

>大旦那さん(70歳超)が座ってらしたの。。
>確か、家のガレージの鍵。。
>作ってもらって、家に帰って、開けようとしてもささりもしない
大ダンさんは、若い衆には負けへんでぇ~!(あ、ヨコハマでしたね)ってなつもりだったのでしょうか?

・・・もしや私のような留守番だったとか(笑)?

投稿: SATO | 2006年11月26日 (日) 19時00分

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