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2006年10月22日 (日)

ニッポンジンでありますっ!

昨日の記事の続きでしたね・・・。結論から言えば、無事帰還してます(笑)。

さすがに、大の大人が『殴られる?』と、新たな摩擦を起こすような内容は聞けず(苦笑)、でも確認したかったのは、
「あの・・・私ら『日本人』だけど、本当に本当にお邪魔しても大丈夫?」
でした。
RSAに限らず、オークランドはアンチアジア、アンチ日本も少なくないので。

その奥さん、ゲラゲラ笑いながら、
「日本人の友達連れてくの、そう言えば初めてだわ~。前はねぇ、会員になるにも他の人達の許可とか投票が必要だったのよ。入り口のところに写真と名前、誰からの紹介か、って全部貼っておいて、許可を得たらやっと入会できたの。でね、旦那が私の写真を貼っといたら、ふざけてヒゲを描き込んだ友達がいてねぇ・・・。『新しい写真もってこいっ!!』って呼び出されたと思ったら、そりゃもう怒られる怒られる・・・。『貴様は3ヶ月間入会禁止だっ!!』って・・・。で、そのヒゲ描いた友達は、『貴様は当分の間出入り禁止!!』って。アホよね~。ホラ、やっぱり古い会員は昔の軍隊だからねぇ~・・・。」
・・・答えになってないんですけど(怖)?!余計に怖がらせてる(笑)?

でもそこは興味半分。参加することに意義がある(←ちょっと違う)。

「カメラ持ってっても大丈夫?」
と聞けば、
「どうなんだろね~。人の葬式では写真撮ってる人見たことあるけど、普段は見ないわね。あ、携帯電話は禁止だから。鳴ったら怒られるわよ。」
・・・はいっ!ソッコー電源切りますっ!!

なんかあったら怒られるのぉ~?

でも・・・

Rsa_1 結局撮ってるし
カバンの中でスイッチだけ押してたりする・・・。嗚呼、スパイ気分。ドキドキ・・・。

今年はRSA90周年記念だそう。余計に肩身が狭いですが・・・。

そんな心配をヨソに、車は駐車場に到着。ご主人の仕事の関係で少し出遅れた私達。緊張する2人。そこはほぼ満車。とりあえず日本人2人と奥さん、先に降りて中へ。

ドキドキドキドキ・・・。

戸を開けて・・・。

人の心配を屁とも思っておらず(笑)、何にも構わない奥さんは、
「場所を取らないといけないわねぇ~。中も混んでるのかしら?」
と、ずんずん中に進む。

戸を開けた途端に・・・ああ、痛いっ!痛いってば。←あ、視線の話ね。

ひつじさんは、ハミルトンのRSAによく出かけられるそうですが、どうやらこのRSAではアジア人、特に日本人は珍しいのか(珍しいわよね・・・)、もう人々の大注目っ!!全然お構いなしの人もいれば、半分笑みを浮かべたまま固まってる人、目が皿のようになっちゃってる人、半分目に怒りや驚きを浮かべて黙って見てる人(←やっぱりいました・・・)、私らの動きを目で追い続ける人・・・と反応も様々。

ドキドキドキドキ・・・。闇雲に『出来るだけ笑顔』と営業スマイル(笑)を試みてる不気味な2人は私と友人。

最初は、

_1201 奥にも広い

こんな長テーブルのど真ん中、好奇の視線の中、座らされそうになりましたが、席を開けてくれた人がいたおかげで、やっとこさ端っこのボックス席に移動。ほぉ~・・・。

写真は、ファインダーもスクリーンも覗けず、アングルの確認できないため、さっきのカバンをただ向きだけ変えてパチリパチリと計3枚。意外とよく撮れててビックリ、我ながらいい仕事。ボンドガール合格ね、ふふっ。←あ、痛いッ!殴らないでっ!

_1200

壁一面に並ぶ、遺影、銃や武器の数々、勲章、軍服などの遺品は全て家族からの寄贈だとか。今の時代に武器や遺品を預けてしまうことで、代わりに平和を願う、そんな家族や遺族の思いが溢れてるをの実感。

途中、寄付金集めとしてチョコバーを売りに各テーブルを回る子供が2人。

本当にみんなが気軽に寄付をする国、NZ。街頭の寄付活動も盛んだものね。

 南ア出身のウチの旦那。どうやら祖父が戦争で亡くなった口らしい。彼曰く、英国連邦の一員として応援に出征したものの、イギリスからは『ど~せウチの人間じゃないし~』と、厳しい戦線に送られ続けたANZAC、南アの軍。死傷者は英国人の比じゃなかったそう。

 今でこそ、おじ(い)ちゃんおば(あ)ちゃん、家族や孫、ひ孫まで含めて、地元に根付いた社交、交流の場として平和的に存在してるこのRSA。でも多分作った当時は、心理学的にとか、精神的になどという目的は無かったのだろうけど、結果辛い経験をオープンに語り合える場所を作ることで、多くの人々や家族が癒し、癒される場所を作ろう、としたNZとAUS。これは、同じ英国圏でも南アにはないらしい。

 戦中戦後のことを語るには、あまりにも無知な私だけど、心理学の先進国であるにも関わらず、帰還兵の為のVeteran's Assosiationでは医療サポートだけで、精神的な傷には目も向けず、殊にベトナム帰還兵に対しては、まるで人殺しのような扱いをしたUSA(←今回のイラク攻撃でも兵士は同じ扱いを受けているそう)や、戦後(負けたのもあるのだけど)の日本、戦時中のことは語ってはいけないトラウマのようになってしまっていたのに比べて、ほぼ1世紀も前から、傷ついた人々や家族をどんなに暖かく迎え入れたのだろう、なんてシミジミ思っちゃいました。

 しかし、熱~い視線でしたな若しくは見ない振り(笑)。空気になった気分。

 連れてきてくれたKIWIカップルはかなり社交的なので、友人も多いと思われるのですが、私達がいる間にテーブルに彼らのところに来たのは、たった3人・・・。7歳の娘と、彼女を連れに来た母。そして誰の顔を見ても携帯で写真を撮りたがるという、マニアックな老人(←でも日本人の私達、写真を撮られることはなかったですけどね)

帰りがけに、今日話せなかった友人と楽しそうに語らうご夫婦を見ながら、
「随分気を遣ってくれてたんだろうな・・・。」
と思いきや、帰りの車中、
「楽しかったわね~。って訳で、もう場所も分かったでしょ?今度はアナタ、ご主人も一緒に来ればいいわ。連絡くれたらまた予約しとくから、もう気軽にゆってちょーだいな。あ、この近所に住んでるEさん(日本人)とそのご主人(こちらも英国圏)も一緒に誘う?みんなならもっと楽しいわぁ~。ね、そうしましょ、そうしましょ~。」
と、全くお構いなす(笑)。

本当にいいの?
また出入り禁止にされたりしないかしら、奥さん(笑)?

Eさんも行く?新たな日本人スパイになる?

Banner_01_123 ←いつもクリックありがとうございます。とても励みになります。
南半球に来て初めて、私達日本人って、戦争に纏わることは、北半球のことだけでなく、本当に何1つ知らないし、知らされてないよな、とつくづく実感しました。どうせなら歴史は近代史から古代へ戻ればいいのにな、と思ってしまう。重要なことに蓋をし続けるのは、やっぱ世界が身近になり過ぎてるこの時代。未来を生きる者達にも、よくないと思うのだけど・・・ね?どうなの安○さん?

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コメント

ご無沙汰しております。SATOさま。
読んでてドキドキしちゃいました。
スパイ活動(?)お疲れ様です!笑

戦争のことをそんなに詳しく知らず、育ってしまった
私(勉強不足)はただただ、アンザックデーのような日は
お家でおとなしくしていよう。と思ったりしてましたが・・

ニッポンジンがRSAの仲間入りする日が来たんですね。
すばらしいです。ってか、すごいです。
立派です。

うちもかつては敵国イギリス人の旦那ですが、
普段は全く気にならなくても、ふとした時に気になるのは
NZに暮らしているからなのでしょうね。
考える機会を与えられてるという事は良いことなのでしょうけど。

投稿: なおこ@オークランド | 2006年10月22日 (日) 18時40分

そうそう、私たちの頃も近代史は
時間がないということですっ飛ばされ、
私は後に映画や、本で知りました。。。

今はゆとり教育のせいでもっともっとすっ飛ばしです(^^;)
日本史の一番面白いところもね。。
ならば、いっそのこと、近代史から始めるというのに賛成です。

最近はアメリカの映画も、
第二次世界大戦もの、また増えてきているんですよね。。
どんな視点で作られている映画にせよ、
戦闘のシーンは戦争の悲惨さ愚かさを教えてくれていると思うので、
目をそらさずに観てゆこうと思っています。

投稿: sop | 2006年10月23日 (月) 02時41分

ただいま戻りましたっ!敬礼っ!(笑)

任務ごくろうさまでした(笑)
いろいろお忙しい日々を送っておられたのですね・・・
戦争については、絶対に目をそむけてはいけないと思っています。
歴史はたしかに、近代からさかのぼった方がいいですね!

投稿: ふーたまま | 2006年10月23日 (月) 03時15分

おおらかで一見すっとぼけたふりして、実は確信犯!?
そのご夫妻なりの考えでわざと連れてったんじゃぁないのかしら。
お互いの国(というか人々)のために。
すごいな~。いい経験させてもらったんですね。

歴史認識、いろんな国の見方、考え方(宗教上含めて)を知りたいですね、あまりに日本人は知らな過ぎますよね。もちろん私も含めて。
大人になってから驚くことがあまりに多すぎますもの。
本で知ったり、その国へ行ってはじめて知ることが多いです、ほんとに。
相手の背景を知らずに行くと、こっちは悪気は無くても、向こうにはすごく受け入れがたい態度に見えて、無駄な軋轢が増えたり。
対話の糸口つかむには相手を知らないとねえ。
ああ、まとまらなくてごめんなさい。散文になっちゃったわ。
潜入(?)、お疲れ様!

投稿: hiyochan | 2006年10月23日 (月) 13時24分

無事ご帰還の報告を聞き安堵しております!!(敬礼!)

いつも強気?なSATOさんも今回はかなりドキドキされたことでしょう(汗)
確かに日本人って私を含め、自国にとってむずがゆい部分を知らないですよね。
頭の中では「スパイ大作戦」(古っ!)♪ですが、ちょっとだけマジメに歴史を振り返らせて頂きました。

投稿: take | 2006年10月23日 (月) 13時52分

子供の頃から戦争や空襲・原爆のドラマを見てきて「戦争は2度と起こしてはいけないもの」って認識はあります。でもそれって敗者・弱者としての立場からだったような気がします。
でも日本人を加害者として未だ許してない人達が沢山いるんですよね...。
“正しい歴史認識”ってなんなんでしょうね?

ムズかし過ぎるので
とにかく井の中の蛙にはならないようにしないと!ですね。
SATOさん良い刺激ありがとうございました!!

投稿: noelpion | 2006年10月23日 (月) 16時01分

>なおこ@オークランドさま、
あ、なおこさん、日本からお帰り~。楽しんで来られましたか?
・・・超羨ましい(笑)。

>ニッポンジンがRSAの仲間入りする日が来たんですね。
いやいや、仲間入りはさせてもらってないような・・・(苦笑)。
でも、親くらいの年代の人(←ご夫婦とも戦前生まれ)が
本当にオープンに受け入れてくれる、こっちの方が立派!
改めて、知らないってのは怖いよな、って思いました。

>考える機会を与えられてるという事は良いことなのでしょうけど
ホントにいいことなんですよ。そうそう。ボケ防止にも頭は使わないと、私のとしだと(笑)。

>sopさま、
>そうそう、私たちの頃も近代史は
>時間がないということですっ飛ばされ、
そちらもですか?
県によるのかと思ってたらそうでもなさそうですね。
まだ賠償問題とかも裁判中だから、余計に教科書には載せられないのでしょうね~。

>最近はアメリカの映画も、
>第二次世界大戦もの、また増えてきているんですよね。。
アメリカの人にまず観て頂きたいです・・・。
あ、ブ○シュ氏やラ○ス女史にフリーパスでも差し上げちゃう?

>ふーたままさま、
>ただいま戻りましたっ!敬礼っ!(笑)
敵情視察、いや出張ご苦労様でしたっ!!敬礼っ!(笑)

>歴史はたしかに、近代からさかのぼった方がいいですね!
ね。日本は平和ボケですからね(苦笑)。
無知ってのは怖いですよね。
特にヨソの国の人の方がよく知ってると、もう笑えませんから・・・。

>hiyochanさま、
>おおらかで一見すっとぼけたふりして、実は確信犯!?
とも一瞬思ったんですけどね~、でもただただ「友達だから」ってことみたいです(笑)。でも、「友達」として連れてってくれたことに感謝です。ドキドキしましたけど・・・(笑)。

>相手の背景を知らずに行くと、こっちは悪気は無くても、向こう
>にはすごく受け入れがたい態度に見えて、無駄な軋轢が増えたり
そうだよね~。そういう点、日本人ホントに外交ベタだと思うわ。
ってか、海外だと、悲しいかな、日本人ってだけでバカにされちゃったり。そうなったら戦う!けどね・・・(苦笑)。

>takeさま、
>無事ご帰還の報告を聞き安堵しております!!(敬礼!)

ありがとうございますっ、只今戻りましたっっ!!(敬礼!)
>いつも強気?なSATOさんも今回はかなりドキドキされたことでし>ょう(汗)
ぷぷっ、どうして分かったのかしら~(笑)?

>確かに日本人って私を含め、
>自国にとってむずがゆい部分を知らないですよね。
そうなのよね~。ガッコでも知らされなかったし・・・。
大人になってから気が付くのよね。でもガッコや国は相変わらず。

今回任務無事完了(笑)しましたが、また来い、と言われると・・・ね~?またドキドキだわよ(笑)。

>neolpionさま、
>子供の頃から戦争や空襲・原爆のドラマを見てきて「戦争は2度
>と起こしてはいけないもの」って認識はあります。でもそれって
>敗者・弱者としての立場からだったような気がします。
>でも日本人を加害者として未だ許してない人達が沢山いるんです
>よね...。

昔々の、「や~や~我こそは!」なんてやってる時は、目の前でえいやっ!ですから勇気もいったし、恐怖もあったし、だからこそ多くの武将達が、祟りなどを怖がり、塚を作ったり、仏門に入ったり、などと良し悪しは別として人間味もあった気がします。戦後の日本政府は、自分達の復興が全てで、被害者に対しても、止むを得ず加害者となってしまった日本人達にも、フォローができてないんでしょうね・・・。

おまけに今の時代、テレビゲームの延長のような遠隔操作で人の死を見ることもなく虐殺できるんですよね・・・。
世界はマヒしてるのでしょうか?

>“正しい歴史認識”ってなんなんでしょうね?
よくニュースで話題に上る言葉ですよね・・・。
今、一番A部さんに聞いてみたい気がします(苦笑)。

>SATOさん良い刺激ありがとうございました!!
いえいえ、そんな・・・。ありがとうございます。
ウチのブログ、振れ幅が広くって(苦笑)、話題があちこち行っちゃうんですが、どうぞ頑張って(笑)付いてきて下さいっっ!!

えっ?

投稿: SATO | 2006年10月23日 (月) 23時26分

補足させていただきますねー。
RSAですがアジア人が入ってはいけないような雰囲気、私かに私も感じたことが何度かあります。場所によるかも知れません。
ちなみに私が連れていかれる・・・というか以前よく連れて行かれたKawerauという田舎町のRSAは、こちらは義父と一緒ということもあってかとってもフレンドリーでした。
義父も嫁は日本人というのを「自慢」するくらいな雰囲気でした。ハミルトンにもRSAはあると思いますが、実は行ったことはないんですよ。旦那いわく大きな都市のRSAは連れて行けないかも、って言っています。時にはHeavyだから・・・と。

投稿: ひつじ | 2006年10月24日 (火) 11時19分

>ひつじさま、
ほのぼのは郊外のRSAでしたか・・・。
田舎はそうでなくてもほのぼのしてますからね~(笑)。

やっぱり場所やヒトにもよるのでしょうね。連れてってくれたご夫婦がとても社交的だったからまだ遠巻きながらにも(←ここ重要)受け入れようとしてくれたのでしょうが、そうでもなければなかなか・・・な雰囲気でした(~_~;)。

2度目はどうなんだろ?もっとさばけて優しいかな?それとも・・・?ドキドキ・・・。

投稿: SATO | 2006年10月24日 (火) 19時04分

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