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2006年3月 6日 (月)

気をつけよう、その一言が・・・。

 野球、好きですか?スポーツ観戦は?
私は、日本のプロ野球自体には興味はないのですが、試合観戦は好きです、球場の雰囲気とか熱気とか。こっちでは、代わりにラグビーを観に行ってます、たまにね。
 野球のテレビ観戦は、というと、BSで放送するMLB(メジャーリーグ)を観てました。実は、オハイオ州のCLEAVELAND INDIANS(チャーリー・シーンの若い頃に、その名も『メジャーリーグ』と言う映画で、実在の名前のまま激弱チームとして出てたチーム)のファン、というマニアでして(笑)。当時、日本人選手がいなかったので、ゴジラ松井のいるヤンキースや、イチローのいるマリナースと戦わない限り放送されなかったのですが、その稀さが余計楽しみで・・・。

 今年は、WBC=ワールドベースボールクラシックが開催の年。世界16カ国の代表が、しのぎを削る、正に『文字通りのワールドシリーズ』。どうせこれも縁がない、と思ってました、特に、『野球なんてメリケンのやるもの!』と言わんばかりのNZでは。
 ところが、やってたんです、昨夜。”アジアリーグ一位決定戦 日本vs韓国、東京からの生中継!”。なんとNZで観る野球!それも国際大会が観られる!英語の解説による東京ドームからの実況中継。日本選手の顔ぶれ、日本の球場の広告。ちょっと不思議・・・。でもオリンピックもサッカーW杯も観られない私としては、にわか愛国心のようなものが少し顔を出したりして。ってな訳で、昨夜10:00~1:20まで観ちゃいました、どうせ今無職ですしね(笑)。

 と、応援した甲斐もなく、嫌な予感のした8回表。逆転ホームラン打たれて、そのまま負けちゃいましたけど・・・。

 ま、ゲーム内容はともかくとして、実況アナウンサーと解説者が”イチロー発言”とやらを、テロップまで流し執拗に繰り返してました。さて、なんのことやら?初耳だわ。
英語で何度も繰り返した文章をまるまる覚えてはいないのだけど、その内容は、 

 ”ただ”今日の試合に勝つ”だけではなくて、(台湾も韓国も)
  日本にはこの先30年くらい勝てないことを見せ付けたい。”

と、解釈してしまうような文章。旦那も、『WOW!そんな挑発的なこと、本当にイチローが言ったのか?』と、驚いてた。そして、アナウンサーはと言うと、
『(テロップ出して)こんな発言をされた韓国はアグレッシブに攻めて当然!』、
『(韓国の投球が内角ギリギリどころか、真っ直ぐイチローに!の、デッドボールに対し)あの発言に対する韓国からの報復ですよ、これは。ま~、彼はわざとぶつけられてもしょうがないですが。』
『(最終回9回裏2アウト、バッター イチローのシーン)ご覧下さい!韓国リードの中、9回裏、最後のチャンスに、皮肉にもあの発言のイチローが打席に入ります。・・・そして打ち上げました~!3アウト、試合終了!(ここでまたテロップ)』

 でも、このテロップの内容、K-1やボクシング選手の、挑発や煽りのセリフならともかく、日本人の野球選手のセリフとしては何だか不自然、腑に落ちない・・・。おまけに最近露出が増えたとは言え、あれだけ普段マスコミ嫌いのイチローって、特にインタビューにはそんなに喋らないのに。
 余りにもイチローバッシングが続き、韓国側の肩を持つアナウンサーに気分すら悪くなってきて、一体イチローは何を言ったのだ?と調べてみると・・・。

  “30年は日本に手は出せないな”という感じで勝ちたい-。
    (日本のニュースより引用)。

と、言ったとか言わないとか。

 別にイチローファンではないですが(同郷ですけどね)、この二つの文にはとても大きな隔たりがある気がするのです・・・。いかがでしょう?
下のを聞いたら、私なら、『勝ちたい。そしてどうせ勝つなら、”いやぁ~、やっぱり日本にはまだかなわないや!”と、思われるくらいの、強い勝ち方をしたいな。』と、解釈します、そう私なら。それほど誤解を招く発言か?と悩んでしまう。そういう英語には訳さない。
 更に調べてみると、去年末にも同様に、マリナースのチームメイトに対するイチロー発言を新聞に載せたことに対し、米各マスコミからバッシングが起き、球団追放騒ぎ?にまで発展。その後、報道した新聞社が、”誤訳であった”、と詫びたとか。今や大物だからこそ、注目度も高く、その分バッシングもやむを得ない、と言うのかしら?
 もちろん、イチローの本音の部分は分からないのですが・・・。

 それにしても、日本語同士でも、うっかり口をついて出た言葉が、意味や語調の取られ方次第で、全く意図しなくても、言葉だけが独り歩きしてしまう場合もあるイブンカ同士。殊更ライバル、もしくは憎い相手なら尚のこと。
 野球を見ながら言葉の本当の怖さを思い知った夜でした。

 話は戻って野球、WBC。この先明日からB、C、D組のそれぞれリーグが開催された上、各リーグの勝者2チームずつでのトーナメント戦へ、と展開されていくそう。
 今後、こんなバッシングには、是非野球内容で応えてもらいたい。まだまだチャンスのある日本、にわか愛国心ではありますが、検討を祈りたいです。
 頑張れニッポン代表!負けるなイチロー!頼んだよ、王監督!

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しかし・・・。野球解説者もアナウンサーも、スポーツマンシップに則った、公平なコメントを願いたいです。

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コメント

私も昨晩、中継を見ました。
しかし、感想は正反対。アナウンサーがまるで国粋主義者のような日本寄りの中継にうんざりしました。最後の勝利インタビューなど、発言が聞き取れぬように、アナウンサーから解説の暴力男(星なんとか)から大声でしゃべりまくり、果てはインタービューを切って録画を回し始める。在日韓国人の人も見ているだろうにお構いなし。日本人っていやらしいなと思います。スポーツでも音楽コンクールでも良く言われるのは日本人は負けると、勝者に対して祝福の態度をとらず、泣き出したり、顔を背けたりする…。まさにそんな一晩でした。まさか、皇太子夫妻が来られていたからそんな放送にしたとは思いたくありませんが。

投稿: トマ | 2006年3月 6日 (月) 19時04分

>トマさん、
日本国内はそんな放送だったのですか?!ひぇ~!

「一つのプレーで流れが変わる。絶対に生かさなければいけないチャンスがある。日本はとれなかった。韓国はすごいプレーが救った」、と負けは負け、と潔く認めてるのは当のイチローだそうです。アメリカ放送によるバッシングの中も、日本の身内の欲目放送の中でも、冷静なイチローのスポーツマンシップにエールを送りたいです。
 こちらでは生憎日本の放送は観られなかったのですが、トマさんのお話から察するに、日本では、私とは違う解釈、「俺らは30年は負けないぜ!」とメディアも煽っているかのようですね。
 昨夜は、日本・韓国の放送が身内の応援をする(何事も過剰は見苦しいのですが)ならともかく、第3国のアメリカの放送があれこれ言うのはどうか、と思ってしまったのです。考えたくないですが、スポーツにまで(日韓米の)メディアが故意に都合のいい解釈の上、利用してるのかもしれません。
一番、「言葉は怖い」、そう実感してるのは、イチロー自身でしょうね。またインタビュー嫌いの寡黙な彼に戻ってしまいそう。
 「米国に行けないわけではない。いろいろ反省し、また戦える」。王さんのコメントにあるように、まだ試合は続くのだから、感情の操縦や移入は観客に100%任せて頂いて、野球解説者・アナウンサー・放送局が、スポーツマンシップに則った、公平な放送、コメントを観たい。純粋にそう願いたいものです。

投稿: SATO | 2006年3月 6日 (月) 22時09分

イチローはねぇ、野球選手としては優秀なのでしょうが、やはり人間として見ちゃうんですよね。私の個人的な価値観に合わないんですよ。人妻に手を出して、いかがわしい夫に訴えられてポンと何千万円だかを払って形をつけたり、婚約中に女子留学生にSMプレーを強要して暴露されたり、とにかく下半身がだらしないんです。
だから、たとえ、プレーに感動することはあっても、言うことがどれだけ立派でも彼の発言から感動を受けることはないんです。もっとも、所得を、信徒もろくにいないような新興宗教、しかも父親が教祖をしている教団の収入にして、みみっちいこと(節税?)をし、人工芝がいやだからアメリカに行くなどともっともらしいことを言う偽善的な選手よりは人間(動物?)的なぶんだけ、まだましかなとは思いますが…。

投稿: トマ | 2006年3月 9日 (木) 01時16分

>トマさん、
同郷なのですが、地元では、彼の下半身に関しては「高校時代から」という噂が流れてました(笑)。アメリカでは、大魔神佐々木と共に有名になりましたっけ・・・。
私の中では、『結婚会見の際、自分の妻を、旧姓・フルネームに”サン”付けで発表したイチロー』と言うのが、記憶から抜けない(笑)。
昔から好きな選手ではないのですが、野球に対する姿勢、判断、努力はすごいと思ってます。
しかし、イチロー(一朗)という名前の次男、ってのには驚きました。お父さんも(仕事を辞めて)いつも一緒だったし、絶対長男、どころか1人息子か、と思ってました。兄貴は大変だったろうなぁ・・・。

投稿: SATO | 2006年3月 9日 (木) 13時21分

>トマさん
日本人がいやらしいなら、韓国人はもっといやらしいと思いますよ。すごく国粋主義が徹底していますから。

私はカナダに住んでいて、いろいろ韓国の方と知り合うきっかけがあり、スポーツなんかも一緒に見る機会があるんですが(アテネやトリノのオリンピック)彼らのほうが余程、勝者に対してリスペクトしませんよ。 

なんだか日本人って自分達を必要以上にいじめるのが好きですね。何だか外国に住んでて思うのが日本人って祖国や同じ日本人を憎むように、蔑むようにマスコミや教育で洗脳されているんだなと思います。カナダに来てそれに気付けただけでも良かったですけどね。

それでカナダ在住2年の人間からの客観的な意見として、日本人ってそんなに悪い民族でもないと思うよ。 むしろ深い所では日本人はやさしいです。(まぁ東京の人間は知りませんが)

投稿: FUJIYA | 2006年3月16日 (木) 13時12分

>FUJIYAさん、
初めまして。SATOと申します。コメントありがとうございます。

横レスですみません。
日本って改めて、いわゆる『島国根性』丸出しだな、と海外に出るようになって思いました。(※辞書にあった!『他国との交渉が少ないため視野が狭く、閉鎖的でこせこせした性質』by 広辞苑。何となくは知ってたけど・・・。)
 韓国は、半島ではあれやはり大陸続き。ましてや隣りがいつ攻め入ってくるか分からない状況。やはり島国の長閑さとは違う。その違いが以前のW杯でも今回のWBCでもよく出た気がします。

ところで、NZに来て日本人としてKIWI(NZ人をこう呼びます)を少なからず理解できると思ったのが、同じ『島国根性』についてでした。同じような細長い国で、周りが海。小競り合いはあっても、小さな島国で何とかうまくやろうよ、っていうような感覚、私は似てると思ってます。でも彼らはそのKIWIというアイデンティティを誇りに思ってる、『KIWI PRIDE』という言葉でポジティブに現します。日本人のは、上記の通りの『島国根性』。そこは大きな違いだと思ってしまいました。
 でも最近、逆カルチャーショックを受けることもありますが、そんな日本も含め、やはり私は好きです。

 カナダでは、移民、ことにアジア人との関係はいかがですか?この辺では、白人やマオリから『(クソ)アジア人の癖に!』と同じ差別を受ける分、移民同士は結構(韓国の人もW杯やWBC開催中でも)日本人に親切です。私がそう思うだけかも(笑)?

追伸、お返事遅くなっちゃってごめんなさい。

投稿: SATO | 2006年3月19日 (日) 00時11分

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